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Hannover Messe 2018 視察レポート

2018年6月13日

最新の産業技術や製品の情報を捉えるため「ハノーバーメッセ 2018(4月23日~27日)」を視察してきました。当社は、JEMA(日本電機工業会)にて「スマートマニュファクチャリング特別委員会(最新提言書https://jema-net.or.jp/Japanese/info/180516.html)」に委員参加しており、その活動の一環として今回の視察に参加しています。この展示会には、世界約70カ国/約5000社が出展しているそうです。
今回のテーマは「Integrated Industry-Connect&Collaborate」(生産の効率化、産業ITプラットフォームの市場化、デジタル上での製造業バリューチェーンに向けた協力企業の内包化、機械学習を通じた機械とロボットの自律運転など最新オートメーション技術)です。

 

※今回の展示会の中では、特に「TSN(Time-Sensitive Networking)」に注目しました。

工場などの制御を行う産業用ネットワークとしてイーサネットを使う場合、遅延および安定性の問題を各団体が独自の仕様を加えて高速で高精度な制御を行えるようにしています。そこでTSNでは、イーサネットをベースにしながら時間の同期性を保証しリアルタイム性を確保できるようにしたネットワーク規格です。

デモでは、監視カメラの映像と計測機器がTSNによりリアルタイム性を確保して連携し、リアルタイムデータを読み取れる様子を見ました。TSNはデバイスレベルでのデモを実現できるようになってきており、さらにデバイスの価格や各種機器の開発が進むと本格的に利用が広がると考えられます。

 

その後、ドイツの隣国「チェコ共和国」の見学をしています。EU各国に近い立地条件の優位性を活かして、ドイツ自動車産業の進出が中核産業となっている模様です。また、インダストリー4.0を活用した積極的な取り組みは、 国境を感じさせなくしている様子です。余談ですがプラハは、旧市街の街並みが非常に魅力的な都市でした。また、いつか訪れたいですね。これで、ミッションレポートを終わります。

 

 

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